元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が20日、フジテレビ「めざまし8」(月〜金曜前8・00)に出演。岸信夫防衛相が19日の記者会見で、ロシアの侵攻が続くウクライナへの支援策として、新たに監視用のドローンと、化学兵器対応用の防護マスクと防護衣を提供する方針を決めたと明らかにしたことに言及した。
ウクライナ側からの要請に基づく措置で、民間機での輸送を想定し、具体的な数量は今後調整する。ドローンは市販品で防衛省の所有。防護マスクと防護衣は「防衛装備移転三原則」で輸出ルールが定められている防衛装備品に当たるとしている。ロシアから批判の声が上がっていることに、磯崎仁彦官房副長官は「ウクライナによる自国防衛を支援するもので非難は当たらない」と述べると同時に「多数の民間人殺害は国際人道法違反で戦争犯罪だ」と強調している。
若狭氏は、ロシアの反発に「ロシア、プーチン、何を言うかという思い。日本ができることをできる範囲でどんどんやるということについては積極的にやっていくこと自体は何ら問題はないと私は思います」と自身の考えを述べた。