須賀貴匡、“仮面ライダー龍騎”は「俳優としての原点でもあり、何十年たっても大切にしたい作品」

俳優の須賀貴匡、松田悟志、萩野崇が、12月29日に都内で開催された映画「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル」公開記念“仮面ライダー龍騎ナイト”に登場。柴崎貴行監督、武部直美プロデューサーと共に、「仮面ライダー龍騎」(2002-2003年、テレビ朝日系)が放送開始20周年を迎えた感想や、作品への思いなどを語った。

「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル」は、2021年9月から2022年8月までテレビ朝日系で放送された、50周年記念作品「仮面ライダーリバイス」と、毎週日曜朝9時より放送中の最新作「仮面ライダーギーツ」がクロスオーバーする劇場版最新作。「リバイス」本当の“最後の物語”から始まる第1部、ギーツ×リバイス×龍騎の共演による“最悪のゲーム”へと突入する「シームレス2部作」で構成される。

須賀、松田、萩野は同映画にも出演する「仮面ライダー龍騎」のメインキャスト。仮面ライダー龍騎/城戸真司役の須賀、仮面ライダーナイト/秋山蓮役の松田、仮面ライダー王蛇/浅倉威役の萩野が、テレビ放送から実に20年の時を経て、劇場版で再集結した。

■大勢のファンにビックリ

大きな拍手に迎えられて登場した一同。それを受け、須賀は「入ってきて本当にビックリしたんですけど、こんなに人が集まっていただいたことにまずは感謝します。ありがとうございます」と、年末にもかかわらず大勢の観客が詰め掛けたことへの感謝を述べた。

また、“同時変身シーン”も話題ということもあり、MCのオジンオズボーン・篠宮暁から「生で3人同時に変身ポーズを…」とリクエストされると、「効果音はないの!?」「え、どっからやるの?(笑)」などと言い合いながら、須賀の「せーの!」の掛け声とともに「変身!」と一連のポーズを披露。しかし、若干のズレがあり「20年やってもまだ解消されない(笑)」と苦笑い。それでも会場からは大きな拍手が起きていた。

■萩野が“現役キャスト”の演技に感心

2022年は「仮面ライダー龍騎」放送開始からちょうど20周年ということで、大きな節目の年。心境について萩野が「まあ年取ったなって感じですよね…」としみじみ言うと、武部Pから「いい年の取り方って感じですよね」とすぐさまフォローが。続けて「ツムリ役の(青島)心ちゃんとか、『大人のお芝居!』って言って、自分の出番が終わったのに帰らず最後までいて、『龍騎の先輩のお芝居は見たいです』って言って残ってました」と、撮影時のエピソードを明かす。

それを聞き、萩野は「僕が唯一なんですよ。彼女とというか、現役(仮面ライダーギーツ)の方とお芝居をしたのは。柴崎監督からの演出が入って、彼女がそれに一生懸命応えている姿を見ていて新鮮でした。あれが予告編に使われているのも感動しましたし、ワンシーン、ワンカットに懸ける、柴崎監督と彼女の一生懸命な姿はすごくグッときましたね」と撮影を振り返った。

■松田「監督にごまかしてもらって…」

柴崎監督は「仮面ライダー龍騎」では助監督も務めていたということで、キャスト陣とは20年来の付き合いになるが、当時のことについて、松田は「僕は結構遅刻して、(柴崎に)ごまかしてもらっていました。『今起きて、現場には行けるんでもういることにしてください!』って(笑)」と告白。

柴崎監督も懐かしそうに「『(松田は)準備してます』って。俳優部は入って衣装・メークを準備して、現場に来るのですが、その間に『早く蓮(松田)呼んでこい』って言われるんですけど、『今向かってまーす』って(笑)」と回顧すると、須賀から「そんな甘やかしちゃダメですよ」と“ごもっとも”なツッコミが入り、松田は「ここ(柴崎と自分)同い年なんですよ!そういうネットワークがあったんで」と、謎の言い訳をしていた。

■柴崎監督「仮面ライダーの枠を1枚吹っ飛ばした作品」

あらためて、「仮面ライダー龍騎」という作品はそれぞれにとってどういう存在か、という質問に須賀は「本当に僕の俳優としての原点でもあり、何十年たっても大切にしたい作品だなっていう感じではありますね」と力を込めると、松田も「本当に須賀っちが今言った通りで、今芸歴で言うと24年なんですけど、24年の中で、もし明日僕が死んじゃうとして、どこの瞬間を思い出すか?と言うと、絶対『龍騎』の瞬間なので、やっぱりそれだけ僕の人生にとって大きな存在であることは間違いないですね」とコメント。

そして萩野も「本当にそうですね。あの当時、本当にすごい熱量でみんなでやっていましたし、名作とか、どんなに時間がたっても素晴らしいと言われる作品の一つに『仮面ライダー龍騎』はなったのかなって。こうやって今皆さんが集まってくださるのを見ても思うし、感謝です。あの時のうねっていたような熱量というのは忘れられないですし、物作りってそういうものなんだなと思って、今回20年ぶりに映画に参加させていただいた時も思いました」と熱く語る。

また、柴崎監督は「今でもこうやって龍騎ファンが来てくれることが証明だと思うんですけど、仮面ライダーってアギトまでは主人公がフォームチェンジすることが多くて、龍騎で初めて多様性というか、いろんなライダーが出てきたんです。これが成功したことによって、今のギーツにつながる、何でもありとは言わないんだけど、仮面ライダーの枠を1枚吹っ飛ばした作品だと思っていて。そこが龍騎のすごさなんだろうなというのはすごく感じています。今回の映画に関しては龍騎のファンが見ても満足いただけると思って作っているので、皆さんのお友達に宣伝していただけるとうれしいなと思います」と“龍騎”への思いを語り、観客にアピールした。

映画「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIE バトルロワイヤル」は、全国公開中。

◆取材・文・撮影=ブルータス海田

※柴崎貴行の「崎」はタツサキが正式表記

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