香川県高松市、坂出市をまたいで瀬戸内海沿いに複数の山が続く。一帯は五色台(ごしきだい)と呼ばれる。美しい響きの名前を持つ地は、県内屈指の景勝地として多くの人たちが訪れ、ドライブを楽しむ車やオートバイ、ロードバイクが行き交う。
湾に突き出るように立っているのが大崎山。標高は231メートル。頂上には展望台がある。木々に覆われた遊歩道を抜けると一気に視界が開ける。
展望台の東側には2つの島が見える。小槌島と大槌島。三角形の小さな島がポカンと海に浮かんでいる。
白波を立てて船がすれ違う。視線を移すと坂出市で栄えた塩田の跡地、青い海に架かる瀬戸大橋、そして瀬戸の多島美。冬の冷たい空気に包まれ、鮮やかな景色が広がる。