作曲家で歌手、すぎもとまさと(73)が20日、東京・浅草ビューホテルでウクライナ支援チャリティーディナーショーを開いた。
ヒット曲「吾亦紅」などをしっとり聴かせ、「今さらジロー」では替え歌も交えて熱唱。客席で見守っていた友人の歌手、小林幸子(69)が途中、ステージに〝乱入〟してダンスするなど大いに盛り上がった。会場には親交のある大相撲の立浪親方(54、元小結旭豊)や元衆院議員の宮崎謙介氏(41)・金子恵美さん(44)夫妻も駆けつけた。
全12曲で300人を酔わせたすぎもとは「(ロシアがウクライナに侵攻した)戦争は現実に起きている。本当は歌っている場合じゃないんだ」と訴え、「ウクライナの人たちの何か役に立ちたかった」と力を込めた。さらに「来年も社会奉仕できる活動をやっていきたい」と継続宣言した。
すぎもとの登場前にはウクライナ出身で同国の民族楽器バンドゥーラ奏者、カテリーナ(36)も「翼をください」など3曲を披露。ディナーショー後には、すぎもとがカテリーナに義援金の目録を贈呈し、万雷の拍手が巻き起こった。
カテリーナは「ウクライナは寒くなってきました。まだまだ終わりが見えない戦争ですが、早く平和になってほしいです」と切実に訴え、「ありがとうございました」と、すぎもとと客席に感謝した。