師走の日曜日に東海道新幹線が停電により運転を見合わせたことでさまざまなところに影響が出た。東京と大阪を結ぶ大動脈だけにみんな大いに困り果てていた。
18日午後1時ごろに東海道新幹線の豊橋―名古屋間の架線に異常がみられ、これが原因で停電が発生。東京―新大阪間で運転を見合わせることになった。午後5時ごろに運転は再開された。
各地で開催されるコンサートに影響が出た。愛知・名古屋では「Hey!say!JUMP」、大阪では「NiziU」、静岡ではMISIA、浜松では郷ひろみ、日本武道館では矢沢永吉などコンサートの予定はいっぱい。ファンらがツイッターで「間に合わない…最悪」「新幹線恨む」と悲鳴を上げていた。
有名人らも困惑。サッカー選手の槙野智章は「東京に帰らないと、ワールドカップ決勝スタジオ解説間に合わなくなる」とツイート。お笑いコンビ「ジョイマン」の高木晋哉も「新幹線 動きません」に始まり、「ぎゅうぎゅう詰め スズメ」「乗れたは良いものの間に合うのか おのののか」とラップネタで実況中継した。
ダンスグループ「MAX」のNANAは「神戸からの帰りに新幹線が止まってしまって 車で帰る事に!!」と予定変更。ベーシストのKenKenは「帰れない困った。名古屋でライブでもしようかな」と名古屋の街に繰り出していた。
柔道金メダリストの野村忠宏氏は「3時間ちょい車内待機してます」と報告。しばらくして運転再開したとして「復旧作業に努めてくれた皆さんお疲れ様でした」と感謝していた。タレントの蒼井そらも「子連れで新幹線内缶詰め4時間」と巻き込まれたとツイートしていた。
さらなる影響もある。この日はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が最終回を迎え「M―1グランプリ」も放送。「鎌倉殿始まったよ まだ新幹線車内」「M―1見れへんで」という悲しみであふれていた。
新幹線停止なんてもうコリゴリだろう。