岸田文雄首相が16日、安全保障政策の転換として防衛費の増額を伴う増税を決定したことを受け、インターネット掲示板2ちゃんねるの開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之さん(45)がインターネット報道番組「ABEMA Prime」にリモート出演。防衛力強化のために国内企業の研究開発に資金を投入するのなら「アリだと思う」との見解を示す一方、「でも岸田総理が言ってるのって、アメリカから(兵器などを)買う話」と一刀両断した。
ひろゆきの指摘を裏付けるように、エマニュエル駐日米国大使はこの日、”歓喜のツイート”を連投。「民主主義を守る新たな時代が始まる」「リーダーからリーダーへ。バイデン大統領は、強力な指導力を発揮し民主主義の新たな時代を切り開いた岸田首相をたたえました」「日本への支持は太平洋と党派を超えます」など米国政府要人の反応を次々に紹介した。
ひろゆきは「結果として、イージス・アショアみたいな全く使えないようなものに何千億円を払わされ、それが単にアメリカに行くだけで、防衛力も上がらずに税金をアメリカに払うっていう仕組みをつくるっていうオチになると思う」と懸念を示した。