歌手の舟木一夫が9日、東京・新橋演舞場にて取材会を行った。同会場にてあす10日から開催される『舟木一夫 ロングコンサート in 新橋演舞場』に向けた意気込みや、芸能生活60周年を迎えた心境などを語った。
同コンサートは、10日から21日までの10日間、3日ごとに曲目を変えた全4プログラムの構成で敢行される。舟木は「僕が言い出したんです。同じものを10日間やるよりも、あえて負荷をかけて頑張ってみようかなと。やってやろうという気概がある」と力強く語った。続けて「80歳になっても現役で歌えるのか…という気持ちもある」と吐露しつつ、「でも、これがやりきれたら先が見えてくるんじゃないか」と期待を込めていた。
60周年という節目については、「好きな歌を歌っていたら経っていた。幸せですよ」と回顧。「今でも印象に残っているのは、デビューしたときに見た夏の太陽。同時に、あの詰め襟も思い出すわけですけど。夏場に冬モノを着ていたわけですから(笑)」と笑いを誘いながら、学生服でのデビューとなった当時を振り返った。
取材中には「ラーメンの汁がモタれるようになってきて。なので、今はカレーうどんに凝っています」と若々しい食生活も告白。健康維持の秘訣を聞かれると、「何もやっていないんです。ウォーキングもジョギングもしていない。楽しいことしかやっていないんですね。でも、そのおかげでステージに立つための体と気持ちが自然とできている」と力強く語った。