“替え歌の大御所”シンガー・ソングライター、嘉門タツオ(63)が5日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月〜金曜前11・30)に出演。9月15日に亡くなった妻で医師・鳥飼こづえ(享年57)さんとの結婚生活を振り返った。
都内の大学病院に勤務する眼科医だったこづえさんと08年に結婚。こづえさんはその6年前の02年に脳腫瘍が見つかり、摘出手術を受けていた。それは嘉門にも伝えていて、病を乗り越えてのゴールインだった。
「めちゃくちゃ濃かった」という夫婦の時間。「もともと脳腫瘍があったもんですから。右手が不随になっていくことによって、白内障の手術とかできなくなって。医術を断念せざるを得ないときに僕が登場した。この14年は、あちこち行っては一緒に歌を作ったり食べたり」と音楽と食の思い出にあふれた14年間だった。
16年にアルバム「食のワンダーランド〜食べることは生きること〜其の壱」をリリース。来年のデビュー40周年に向けて「其の弐」を制作中だといい、収録曲には「(こづえさんと)一緒に作ってる曲でレコーディング終わっているのもある」と明かした。