脚本家で演出家の三谷幸喜氏が26日、TBS系の情報番組「情報7daysニュースキャスター」に4週間ぶりの出演を果たし、自身が作・演出を手がける舞台「ショウ・マスト・ゴー・オン」で2度の代役を務めた苦労を語った。
同舞台では、7〜13日の福岡公演と17〜20日の京都公演で、出演俳優の小林隆が左足筋損傷のため三谷氏が代役を務めることになり、「ニュースキャスター」を休演。ようやく小林のケガが回復して三谷氏の代役は終わったかにみえたが、今度は出演女優のシルビア・グラブが体調不良を訴えて、東京公演初日の25日(来月27日まで)に再び三谷が〝代役登板〟することが発表されていた。
番組冒頭、「帰ってまいりました!」とあいさつした三谷氏は、小林の代役で番組を休演していたこと、さらにその後はシルビア・グラブの代役として東京公演にも出演したことを報告した。
司会の安住紳一郎アナが「小林さんの代役はわかりますけど、シルビア・グラブさんはベテランの舞台女優さんですよね?」と話を振ると、三谷氏は「女優の役なんですよね。セリフを夜中に全部覚えたんですけど、一応、僕がやるんで男役に変えたんです。さすがに女優の役は難しいんで」と明かした。
その上で「それで男優っていう設定に変えて初日舞台に立ったんですけど、ずっとシルビアさんの声が耳に残ってるんで、途中から『私には無理よ』とかなっちゃって…。最終的には男か女か分からなくなってしまいました」と笑わせた。
同じ舞台で2回、別の代役を務めるのはかなりのレアケースだが、三谷氏は「まったく稽古しないで立ってますから、なかなかドキドキしました」。緊張感漂う代役出演だったようだ。