俳優の中井貴一(61)と関ジャニ∞の安田章大(38)が21日、大阪市中央区のミライザ大阪城で行われた映画「嘘八百 なにわ夢の陣」(武正晴監督、2023年1月6日公開)の試写会に出席した。
大阪城本丸広場にある旧第四師団司令部庁舎を改修した複合施設内の宴会場に椅子を並べての試写会。「朝、東京はざんざん降りの雨。大阪に着いた途端に晴れて、これは幸先がいい」とご機嫌の中井は場内を見渡し、「42年仕事をしてきて一番アナログな試写会。椅子もお尻が痛くなるかもしれないけど、痛くならない映画に仕上がっています」とPRした。
古美術商(中井)と陶芸家(佐々木蔵之介、54)のバディ映画「嘘八百」シリーズ第3作。2018年の第1作撮影時にシリーズ化を想定していたかと聞かれた中井は「全く思わない。堺市で16日間、映画史で最短の撮影時間で撮った。客観的にみると、やっつけ仕事じゃないかっていうくらい大変。朝3時に起きてメイクして、日が昇っている間は外、暮れたら建物に入って撮影。これがシリーズになったら死ぬ。ならないだろうと思ってた。シリーズになると聞いて蔵之介君もがく然としてた」とぶっちゃけた。
これを真に受けて?シリーズ全作を見ている同席した松井一郎大阪市長(58)が「やっつけ仕事だったんだ」と納得すると、安田は「否定した方がいいんじゃないですか、貴一さん!」とツッコミ。また「両親が京都出身。兄弟の中では一番関西の血をひいてるといわれる」と明かす中井は、松井市長から「大阪の観光大使にでも」と持ち掛けられ、「住めれば住みます」と苦笑いだった。
今回は、豊臣秀吉縁起物「秀吉七品」の中で唯一所在不明のうつわ「鳳凰」を巡って、だまし合いを展開。安田は7年ぶりの映画出演で、謎めいたアーティスト・TAIKOHを演じている。