■和装で登場「日本人としての心を思い起こさせてくれる」
二人は和装で登場。板垣は「大河ドラマの『青天を衝け』でも和装でしたし、これからの『どうする家康』でも和装なので、割とお仕事で和装をさせてもらうことが多いです」と明かし、「和装は好きです。日本人としての心を思い起こさせてくれるものなので」と気持ちを語った。
イベントのテーマにちなみ「アート」に関して、板垣は「アートやいわゆる表現というものは、インプットしてアウトプットしていかないと、老廃物のようで…アウトプットしないとどんどん腐っていってしまうし、毒のような気がしてしまう」とアウトプットの重要性について持論を展開。
続けて「アートだけじゃなくてお芝居もそうですし、いろいろな形で出していく。呼吸をするかのような関係ではあります」と思いを口に。
表現をしていく中で心掛けていることを、板垣は「一人の役者として、いろいろな役もそうですし、アート、メーク、ファッションなどいろんな分野をさすらっていきたいなと思っています。変わらない自分というより変わり続けていきたいと常々思っています」と告白した。
■いろんな経験を吸収して流れるように生きていきたい
また、今年20歳を迎えた板垣が「これからの20年間の未来をどう切り開いていきたいか?」という質問にパネルで答える場面も。回答を絵で表現し、絵の中央には「流るる」という文字を書き、「一応これは雲で、形も変えて場所も変えて、というような人生を(過ごしたい)。流動的にいろんな経験を吸収して流れるように生きていきたい」と絵を説明しながらこれからの未来を願望を明かした。
藤本は、板垣の絵を見て「めちゃめちゃ上手」と絶賛。所要時間を聞かれると板垣は「さっきパネルをいただいて、シャラシャラっと…」と答え、藤本は「上手な人は『シャラシャラ』って描くんですよ!」と笑っていた。
◆取材・文=山田果奈映