俳優の中川大志、松井玲奈、浅利陽介が6日、東京・明治座で音楽劇『歌妖曲〜中川大志之丞変化〜』のプレスコール&取材会に参加した。
いよいよ初日を迎えた。中川は「一昨日に小屋入りしまして、ステージ上からの景色を見た時に『ここまで来たな。明治座ヤバいな』と武者震い。すごく高揚感と緊張感に包まれた」としみじみ。
浅利は「チンピラをやらせていただきます。彼は生きるか、死ぬかの2択しかない。後ろに下がったら、すぐ死が待っている。とにかく前に進むしか能がない」と役柄を明かした。また、明治座名物ののぼりも感動したそう。「あれはテンション上がりますね。うれしいな」と喜びを語っていた。中川は、のぼりを「もらえないですか?」と聞いたがNGを出されたことを明かし「明治座さんで保管されるらしいです」と裏話を披露した。
そんな浅利が話を終えると、中川は「クリスマスヤクザです。クリスマス先取りでやっております」と緑、赤、黄色というカラーリングの衣装だったことをイジる。すると浅利は「信号機とも言われます」と返して、笑いを誘っていた。
今作は、醜い風貌と不遇な宿命を背負い、大衆芸能・歌謡界で悪逆の限りを尽くす主人公「鳴尾定」が、美貌の歌手「桜木輝彦」となり歌謡界を席巻するも、破滅の道へ突き進む、昭和歌謡版『リチャード三世』を演じる。タイトルに名前が入っている通り、中川へ当て書きされた。
きょう6日から30日まで同所で、その後に12月8日から12日まで福岡・キャナルシティ劇場、12月17日から25日まで大阪・新歌舞伎座で上演される。取材会には、松井玲奈も参加した。