落語家、桂吉弥(51)が14日、大阪市内で「桂吉弥独演会」(5月14日、大阪・サンケイホールブリーゼ)の取材会を行った。
毎年恒例の独演会で大ネタ「らくだ」を含む3席。毎年、干支にちなんだ新作落語を作っており、今年は寅年ということで「トラちゃん」を創作し、独演会でも披露する。
昨秋から着想し、大の阪神ファンだけにマスコットキャラクター、キー太の着ぐるみの中の人物が主人公。「2022年、阪神が100勝35敗8分でぶっちぎりで優勝する噺です」。1勝14敗1分(13日現在)で最下位の現実とは違って夢のようなストーリーだ。藤浪晋太郎投手(28)が20勝を挙げ、沢村賞を受賞するという。
「1月にやったときは客席から拍手でしたが、先々週やったときは失笑が漏れました。『まさかこんなタイミングでそんなんやる?』みたいな。5月14日にはどうなってるんやろ」と頭をかいた。