皇居・宮殿で文化勲章親授式、松本白鸚さん「命ある限り芸を見せたい」

 文化勲章の親授式が3日、皇居・宮殿で行われ、天皇陛下は歌舞伎の松本白鸚はくおうさん(80)ら受章者4人に勲章を手渡された。

 残りの3人は箏曲そうきょく山勢松韻やませしょういん氏(89)、日本画の上村淳之あつし氏(89)、発酵学の別府輝彦氏(88)。このほか、電子工学の榊裕之氏(78)と中国思想史・中国史の吉川忠夫氏(85)の受章者2人は欠席した。

 陛下は受章者に「長年努力を重ね、文化の向上に尽くされたことを誠に喜ばしく思います」と述べられた。

 式後には、4人の記者会見が行われ、松本さんは「陛下が(自身の)芝居をよく覚えてくださっていた」と振り返り、「(受章は)感無量。役者は一生が修業で、命ある限りこれからも頑張って芸を見せたい」と喜んだ。

 上村さんは「限りない、結論のない世界に身を置いていることを今さらのごとく幸せに思う。まだやることはたくさんある」と決意を新たにした。

 陛下から「伝統芸能が大変ですね」と声をかけられたという山勢さんは「今までしてきたことが報われない方もいるのに、本当にありがたい」と笑顔を見せた。別府さんは「こんな晴れがましい勲章を頂戴できるとは夢にも思わなかった」と話した。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる