神奈川県箱根町の「星の王子さまミュージアム」は28日、新型コロナウイルス禍による来園者減少や建物の老朽化を理由に来年3月末で閉園すると発表した。
ミュージアムは1999年にオープン。フランスの作家、サンテグジュペリの生涯を紹介するとともに、小説「星の王子さま」が生まれた経緯を解説し、人気を誇った。
運営会社によると、2018年度に過去最大の約23万4千人が来場したが、昨年度は約12万9千人だった。
ミュージアムは「ファンの皆さまにはご迷惑をおかけすることをおわびするとともに、長年にわたるご厚情に心より御礼申し上げます」としている。