女優鈴木京香(54)が27日、都内でアンバサダーを務める「アートウイーク東京」の発表会見に出席した。東京を代表する50以上の美術館、ギャラリーなどが参加する、日本の現代アートを国内外に発信するイベント。来月3〜6日に開催される。
鈴木は「大変興味を持っているアート、日本のアートを少しでも広めるお手伝いが出来たらと思います」と笑顔を見せた。
「高校時代、美術部で美術館に行くのが大好きでした。絵は下手だったんですが、学芸員になれたらいいなと思っておりました。学生時代から美術館やギャラリーで休みの日をすごすのが好きでした。その楽しみが、若い人にも伝われば。いろいろな経験をしたおかげで、アートがますます好きになりました」と話した。
東北学院大在学中からモデルとして活動。1989年(平元)に映画「Iと平成の色男」で女優デビューした。
「表現することにも、アートはヒントになっていたなと思います。アートに感謝します。決して芸術全般に詳しいわけではありませんが、自分の好きなアートのことを知る楽しみがあります。1人のアーティストの作品を見るために美術館に足を運ぶと、次の催しの発表があったりして、アートの世界にドップリとつかるようになりました」と振り返った。
仙台出身。「東京の街が大好き。ちょっとおしゃれして、東京の美術館を訪れるのが楽しみでした。お好みのルートでアートを楽しんでもらえれば。東京を知り、東京を楽しんで、アートを楽しんでほしい。知らないアーティストを知ることも楽しみ、うれしいです」。
自身にとっての「アート」については「美術鑑賞というと、ベーシックな趣味と思われますが、感謝しています。アートは私にとって最高の趣味です.ありきたりかな(笑い)。リラックスより刺激を受けることが、美術館では多いです」と話した。