ニューヨーク 「芸人辞める時」がよぎった過去 賞レース成績不振、コンビ仲険悪…

 お笑いコンビ「ニューヨーク」が23日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜後10・00)にゲスト出演。かつてコンビ仲が険悪になったことがあったと明かした。

 2011年、芸歴2年目で初めて日本テレビの「芸人報道」でテレビデビュー。その後、ネクストブレイク芸人と言われながら、なかなかスポットライトを浴びることができず、10年がたってしまった。嶋佐和也は「テレビには呼んでいただくんですけど、ブレイクにはつながらなくて」と振り返った。

 2018年、霜降り明星が優勝したM-1は準々決勝敗退、ハナコが制したKOCは2回戦敗退と賞レースの成績も下がる一方。屋敷裕政は「優勝したのはどっちも1個後輩。初めて後輩が優勝したっていう年なんですよ。その時初めてあれ、よくないなと思い始めて。コンビ仲もよくなかったんですよ」と回想。

 嶋佐は当時、お笑いに冷めていたといい「周りのスタッフさんは、もういくでしょ、次絶対いくでしょって言ってくれるんですけど全然いけない。後輩が優勝して、これもしかしてチャンス逃しちゃったのかなあとやさぐれてたというか」と心境を吐露。屋敷も「辞めてく人ってこうやって辞めてくんかなって想像できちゃったんですよ。辞める気持ちなんて今までわかなかったけど、これが芸人辞める時の感じかもな…って焦って。それでやり方を変えたんです」と方向転換を決意した。

 活動の幅を広げ「YouTubeやったり、単独ライブとか自分たちの城で稼げるようになったら、他の不確定なことにも惑わされずにいけると思った」と心境に変化が。「賞レースがすべてと思ってた何年間かがすごくしんどかった。そしたらその年はM-1決勝いけたんですよね」と振り返った。

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