■諏訪野は産婦人科で切迫早産の妊婦を担当
同ドラマは、現役の医師でもある作家・知念実希人によるシリーズ累計20万部突破のベストセラーが原作。研修医・諏訪野良太(玉森)が、カルテを通して患者たちの秘密とうそを優しく見破るハートウォーミング・ミステリーとなる。
諏訪野と同期の研修医として、曽根田みどりを池田エライザ、冴木裕也を矢本悠馬、橘麻友を堀未央奈、牧村康雄を濱津隆之、谷川聖人をYUが演じる。
第3話は、初期研修9カ月目の諏訪野は産婦人科で研修を受ける。元ヤンとうわさの指導医・木佐貫(斉藤由貴)の下、切迫早産で入院した文香(矢田亜希子)の担当となる。
すると、文香の入院の連絡を受け、4カ月前に離婚した元夫・正和(森田甘路)に次いで、半年前から交際しているという岡田(内藤秀一郎)が現われ、互いにおなかの子の父親だと主張。文香はどちらが父親なのか答えない上、「検査は一切拒否する」と言い出した。
■諏訪野が告白の練習台に!?
困惑する諏訪野だったが、文香が病気を隠しているのではと考え、みどりに同行してもらって病室へ。そこでも文香が診察を拒否する様子に、諏訪野は子宮頸がんの可能性に思い当たる。
諏訪野がカルテを見返していると、今度はみどりが諏訪野に頼みごとを。それは、みどりが気にかけている入院患者・沙智(豊嶋花)の恋を応援するため、告白の練習台になるというものだった。
これには視聴者から「私なら緊張しすぎて練習できない」「もはや本番」「なんて贅沢な」「羨ましい」といった声が。
そんな反響が相次ぐ中、物語では沙智の恋する相手が他の女の子と仲良くしているところを目撃し、告白の練習は中止に。そのとき沙智が発した「好きだから諦める」という言葉にピンときた諏訪野は、「カルテがすべてを教えてくれた」と決めぜりふのようになった言葉と共に笑顔になって駆け出した。
■諏訪野が文香のうそを優しく見破る
諏訪野の見立てどおり、文香は子宮頸がんを患っていた。正和ががんの治療を優先させ、さらにすべての責任を背負い込むのではと考え、文香は離婚を選び、岡田にうそをつくことを頼んだのだった。
「なんでそんなことを…」と言う正和に、「だって好きだから」と返した文香。好きな人を苦しめたくないという思い、ようやく授かった子どもを産みたいという強い思い、そんな文香の“告白”に諏訪野も思わず涙を流した。
文香は帝王切開と同時にがんの手術をし、沙智も退院して告白することを目指して腎炎の手術を受ける展開に。諏訪野やみどりらが患者に寄り添う姿は、回を重ねながら心を温かくしてくれる。
次回、10月29日(土)放送の第4話は、諏訪野は裕也と一緒に他の科で診断がつかなかった患者を専門に診る総合診療科で研修を。指導医の榊(小手伸也)はシャーロック・ホームズを気取って診断を“謎解き”と呼び、諏訪野と裕也をワトソン扱いする変わり者だった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部