第2回となる今年は、6月24日からスタートした全国の楽器店員による投票と、8月10日から始まった一般投票にて大賞が決定。全国から寄せられた投票数は、約3万4000票におよんだ。
ピアニスト部門で大賞を受賞したよみぃは、受賞に際して「まさか自分が受賞するなんて思っていなかった」とコメントを寄せ、ヤマハが進めているピアノのAI合奏機能の研究に参加していることにも触れた。
そして、「ピアノの進化に触れて、新しい演奏表現を考えたいと思いながら作った曲です」と切り出しつつ、オリジナル曲「An Invention 自動演奏ピアノと人間の為の協奏曲」のライブ映像を公開。最後には「楽器の進化をもっと広く楽しく、みなさんに知っていただける活動ができたら良いなと思っております」と今後の展望にも力を込め、締めくくった。
ギタリスト/ベーシスト部門の大賞はギタリスト・井草聖二。「大変光栄に思っております」とステージ上で受賞の喜びを伝え、「この賞をいただいたことをキッカケに、何か新しい楽器にチャレンジしようと思いまして…ベースを始めました」とまさかの告白も。
「自分でも驚くほど弾けない」と上達具合を報告しつつも、「ギターを始めた頃のワクワクした気持ちが蘇ってきて、充実した毎日を送っている」と目を輝かせた。続けて「僕の動画がキッカケでギターを始めましたというコメントもいただいて、それが何よりもうれしい」とし、「これからも楽器の楽しさや、新しいことにチャレンジする素晴らしさを、ギターの演奏を通して伝えていけたら」と語った。
特別部門での大賞受賞となったYouTuber/動画クリエイターの瀬戸弘司は、「すみません、こんな格好で」とYouTube動画でお馴染みの姿で登場し、会場と配信視聴者の笑いを誘う。瀬戸は投票者に感謝を述べつつ、「この格好を見ていただければ分かるかと思いますが、私はプロのミュージシャンではございません。ただの楽器が好きな商品紹介YouTuberでございます」と自己紹介した。
その後、「そんな私でもこんな素晴らしい賞を受賞できたことは、全国の楽器ファンにとっても喜ばしいこと」とコメント。「楽器を楽しむ、愛する気持ちさえあれば、このような賞をいただける可能性があるということを証明できた」と笑顔を浮かべ、「新しい楽器が出るたびに興奮しまくって、ろくに弾けもしないのに家中が楽器ばかりになっているそこのあなた。それで良いんです!」と力強くメッセージを送った。
このほか、会場では嶋崎雄斗(打楽器プレイヤー部門大賞)、Green Ray Saxophone Quartet(管楽器プレイヤー部門大賞)、SO-SO(サウンドクリエイター/DJ/パフォーマー部門大賞)も参加し、それぞれが喜びを語った。
『楽器店大賞』は、全国の楽器店員が選ぶ「今年、お薦めする楽器」と、楽器店員と一般ユーザーが選ぶ「今、世に広めたいイチ押しプレイヤー」「今年、楽器の楽しさを伝えてくれた人」を決める賞。6月24日からスタートした全国の楽器店員による投票と、8月10日から始まった一般投票にて、2022年度の大賞が決定した。
■『楽器店大賞2022』大賞受賞プレイヤー
【ピアニスト部門】よみぃ
【ギタリスト/ベーシスト部門】井草聖二
【打楽器プレイヤー部門】嶋崎雄斗
【管楽器プレイヤー部門】Green Ray Saxophone Quartet
【サウンドクリエイター/DJ/パフォーマー部門】SO-SO
【特別部門】瀬戸弘司