「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を」…映画化作品の女性作家たちが声明を発表

 映画監督らの性加害報道について、自身の作品が映画化されたことがある女性作家たちが12日、「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」とする声明を発表した。監督などが自作への出演を条件に、女性に性的関係を迫ったなどとする報道が3月以降、相次いでいた。

 文責は山内マリコさんと柚木麻子さんの2人で、賛同者に井上荒野さん、村山由佳さん、湊かなえさん、三浦しをんさん、西加奈子さんら18人が名を連ねた。

 声明では「原作者という立場で映画に関わる私たちにとっても、無関係ではありません」とし、「多大なリスクを背負って性被害を告白した」女性たちへの連帯の意志を表明。その上で、「二度とこのような事態が起きないよう、(映像化の)契約の段階から適切な主張をしていきたい。理解と協力を、出版業界にも求めます」と訴えた。

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