ジミーは小学校時代は人見知りで言葉も遅い少年だったという。だが小3の時にマキさんというクラスメートの女の子がおり、マキさんは「花いちもんめで、いつも『大西君がほしい』って言ってくれて。それでものすごい好きになってしまった」と初恋が芽生えたという。
マキさんへの恋心で「初めて言葉を発したのが『好き』だった」とも振り返り、当時は友達が「大西がしゃべった!て大騒ぎになった」というほど。そして夏休みが過ぎ、2学期になったが、マキさんが学校に来なくなってしまった。
心配したジミーは先生に「マキさんはどうしたの?」と聞くと、体調が悪いという返事が。その後、先生が「9月13日に『マキさんは病気で亡くなりました』っていうんです」と教室でマキさんの訃報を伝えたという。
ジミーは「亡くなったという意味が分からなかった。僕の周りに亡くなった方がいないので」と大好きな人の死を理解できなかったというが、先生がマキさんの机の上に花を置いたことで「そこで、亡くなるっていうのはこの世にいないと認識した」という。
ジミーはその後も朝早く登校し、花瓶の水を替え、田んぼや道に咲いていた花を摘んで飾ったりしていたが、「恥ずかしくて言えなかった」という。だが先生はジミーの行いを見ており、2学期の終わりに「花瓶の水を替えていたのは大西君と知ってますよ。でもこれからは花をなくして席替えをしようと思っているけどいい?」と声をかけてくれたという。
ジミーは快諾し、席替えをしたところ、偶然にもマキさんが使っていた机の席になったという。「パッと机の中をさわったら、1個だけ、ハンカチがあった。マキさんの」と言うと黒柳も驚きの表情。ジミーは「これで、もう、ああこれは僕に残してくれたんだって。嬉しくて…」言うと、黒柳も「そうね」とうなづいていた。
この切ない初恋話に、ネットも「ジミー大西の初恋の話で思いがけず泣いてる」「ジミー大西さんの初恋の話に涙が出てきた…」「ジミー大西さんの初恋話を聞いていたら涙が止まらない。なんて心の綺麗な人なんだろう」など、感涙の声があがっていた。