ハイヒール・リンゴ お花を贈る・もらう ライフスタイルの変化で増えてきた留意点

 お花が大好きで、仕事柄、花をいただくことも贈ることも多いのですが、良かれと思ってお花を贈る場合も気をつけなければいけないことが多いなと最近になって気付かされました。

 私自身が猫を飼い始めてから、特にペットのいるお家に贈るのはよく考えてからと思うようになりました。人気のない時にオアシス(長持ちさせるための吸水スポンジ)の中に入っている薬品をワンちゃんや猫ちゃんがなめないとも限りませんし、かんだりもするでしょう。上にあげて置いても、猫ちゃんはどんどん上にのぼる習性がありますから、結局、花のために一部屋と冷暖房が必要となる場合もあるのです。

 また、受け取る場合は、受け取り時刻をお花屋さんの営業時間に合わせなければなりません。これって共働きの方だったりすると結構なストレスなんだそう。夏場は特に、宅配ボックスに入れると枯れてしまいますし。

 これまで、お花だったら嫌いな人はいないだろうと思って割と気楽に贈ってきましたが、これだけライフスタイルが多様化してくると、好きな時に好きな花を選べる花チケットの方が喜ばれるのではと思ったりします。

 実は私がずっと仲良くさせていただいているご夫婦の結婚記念日に毎年アレンジ花を贈っていたのですが、ある年に「リンゴちゃん、本当にごめんなさい。もうお花の水を替えるのが重たくて。足腰が弱くなってね。今まで本当にありがとう」と言われました。言いにくい事を言わせてしまった。申し訳ないことをしたと反省しています。

 お花の好きな方でしたので私も良かれと思って何十年も贈ってきましたが、相手の年齢のことを考えてなかったなあと。自分の物差しで測ってはダメなのだと気付きました。

 以前、知人に紹介してもらったお花屋さんで、母の日にずっとカーネーションを贈っていたことがあります。ある日、母が「きれいなお花が着いたわ」と写真を送ってきてくれたのですが、写真を見るとアレンジ花がカーネーションではなかったのです。慌ててお花屋さんに確かめると、母の日前後は1年間でカーネーションが一番高いそうで、聞いている予算ではちゃんとしたアレンジ花が贈れないために別のお花にしたとのことでした。

 母の日にカーネーションを贈ってなかったなんて、とちょっとショックで、そのお店とは考えが合わないと翌年からは別のお店にお花を頼むことにしました。新しく選んだお店は、送る前にお花の写真を送ってくれるのです。ちょっとしたことですが、安心できますよね。

 お花を贈る、もらうというのは昔と同じではないなと最近よく感じます。もらったら万人がうれしい物だと信じ切っていましたが、そうでもない方もおられるのですよね。人に物を贈るとき、基本的に自分がもらったらうれしい物というのは考えると思いますが、相手のライフスタイルも考えないといけない。ライフスタイルの変化によって、気をつけなければならないことも増えてくるなとつくづく感じます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる