番組最高は第116話(9月19日)の17・6%。配信への視聴スタイルの変化もあり、2020年後期「おちょやん」以降、4作連続して大台20%には一度も届かなかった。
全125話の期間平均は15・8%。前作「カムカムエヴリバディ」の17・1%を1・3ポイント下回り、放送開始時間が午前8時に変更になった10年前期「ゲゲゲの女房」以降、25作品のうち最低となった。16%を割る低水準は、09年後期「ウェルかめ」の13・5%以来、約13年ぶり。
個人視聴率が公表された20年前期「エール」以降の期間平均は以下の通り。
20年前期「エール」=個人11・0%、世帯20・1%
20年後期「おちょやん」=個人9・6%、世帯17・4%
21年前期「おかえりモネ」=個人9・0%、世帯16・3%
21年後期「カムカムエヴリバディ」=個人9・6%、世帯17・1%
22年前期「ちむどんどん」=個人8・9%、世帯15・8%
(個人視聴率は、4歳以上の個人全体の視聴率)
朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、14年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を執筆。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4兄妹、本土復帰からの歩みを描いた。
NHKは「リアルタイム視聴のほか、NHKプラスの見逃し配信やNHKオンデマンドなど、さまざまな方法で多くの視聴者の皆さまにご覧いただきました」とした。
NHKプラスは、第119話(9月22日、智が歌子にプロポーズ&暢子が沖縄移住決断)が最高視聴数を獲得した。視聴UB数は20・0万。視聴UB数とは「ユニークブラウザ数」(ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数)のこと。同時または見逃し配信での視聴数。放送当日から見逃し7日間の数値をカウントした。第121〜125話は見逃し期間が終了していないため、最高視聴数は今月2日時点。
▼制作統括の小林大児チーフ・プロデューサー 黒島さんをはじめキャストスタッフ皆さま、沖縄や横浜・鶴見など各地でご協力いただいた皆さま、皆さまのおかげでコロナ禍にさまざまな困難を乗り越えて最後まで全力で制作を終えられたことに心から感謝します。本当に多くの方々に、さまざまな時間やスタイルで「ちむどんどん」をご覧いただけたこと、うれしい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。皆さまの心のどこかに、比嘉家の面々がいつまでも残ることを願っています。最終回では、暢子とその家族親戚たち大勢がマスクなしで集まり、幸せな時間を過ごしました。ドラマでは「202X年」としましたが、現実の世界で、私たちの暮らしの中で、それが2023年であることを、心から祈っています。