TOKYO MX放送の「バラいろダンディ」は13日、家電メーカー・シャープがスタートした〝洗濯機がしゃべる広告サービス〟を取り上げた。
同社の商品企画・開発メンバーが発案したもので、洗濯機向けクラウドサービスを活用したサービス開発の一環で、洗濯機が発する音声とアプリのバナー広告を用いて告知するもの。8月末にサービス提供が告知されると、ネットでは広告に対しての嫌悪感が強く「お金を返してほしい」「自分の支払う電気代で強制的に広告を聞かされるってクソすぎる」など議論を呼んだ。
同社の公式ツイッター8月30日「広告はそれを求めている人に届けられるべき、あるいは世間と呼べる広さで有益であるべき、そうでないと広告は嫌われる一方、と私は考えます」「今後、少なくとも洗濯機への広告配信は洗濯に関連するものしか実施されないはず」などと発信。「家電と家電アプリへの広告配信について、日頃お使いの中でご指摘やご不満がありましたら、どんどんツイートしてください。それらのお声に耳を傾けない者はいませんので」とつぶやいた。
家電広告について意見を求められた米国出身の文学者ロバート・キャンベル氏は「真っ平ごめんです」とキッパリ。タクシーの車内で表示される広告についても、すぐに消すそうで「こちらがお金を払っているのに(広告を)押しつけられる音声とか映像とかは一番イヤなんですよ」と言い切る。
ドラァグクイーンのダイアナ・エクストラバガンザも「料金二重取りみたいなところがある。広告表示で料金が安くなるわけでもないし」と同調。さらにシャープの公式ツイッターが「広告はそれを求めている人に届けられるべき」としたことに「基本的に求められない人に押しつけなきゃ話が始まりませんから…。広告を求めている人ってのは前提として存在しない」と異議を唱えた。
アシスタントの大島由香里は「洗濯機を回してる時って音が鳴るじゃないですか。それにプラスして広告の音を出されたら、たぶん発狂するんじゃないかと思うくらい『うるさいんですけど』って思っちゃう」とコメント。
「その広告を聞いたら洗剤が送られてくるとかだったらいいんですけどね」と利用者にもプラスになる〝改善〟を求めた。

