同作は、「進撃の巨人」「甲鉄城のカバネリ」を手がけた荒木が監督を、「魔法少女まどか☆マギカ」などを手がけた虚淵玄が脚本を、「DEATH NOTE」「バクマン。」で知られる漫画家・小畑健がキャラクターデザインを担当したアニメーション映画。劇場版は5月13日(金)に全国公開、Netflix版は4月28日(木)より全世界配信がスタートする。
■キャストそれぞれの「〇〇姫」「〇〇王子」は?
トークセッションでは、“人魚姫”の物語をモチーフとした同作にちなんで、それぞれ「〇〇姫」「〇〇王子」であることをフリップを使って発表。志尊淳は「備蓄王子」と書いた。「災害のための備蓄が、自分でも尋常じゃないと思っています。水が500リットルぐらいあって、簡易トイレが200個ぐらい。懐中電灯は最強のが10個で、モバイルバッテリー20個。バッグも4つに分けています」と詳しく話すと、梶が「志尊くんの家が避難所というわけじゃないよね?」と確認。すると志尊は「いつでもウェルカムです(笑)。災害って、備えることでしか安心を得られないので」と答えた。
広瀬アリスは「家族依存症」。「うち、ワンちゃんがいるんですけど、ワンちゃんがいないと生きていけない。仕事が忙しくて預けたりするときは、家に帰ったときに泣いてます。それぐらい大事にしていて、家族として依存しています」と愛犬への愛情を熱弁すると、MCから「今すぐに帰りたいんじゃないですか?」と聞かれ、「はい(笑)。早く会いたいです!」と笑顔を見せた。
また、梶裕貴が「人見知り王子」と発表すると、志尊は「人見知りなんですか?」と驚いた様子。「声優同士だと一緒にやることが普段からありますけど、志尊くんとか広瀬さんとか、初めてお会いするような方もいらっしゃるとメチャクチャ緊張するんです。でも、志尊くんと一緒に取材をさせてもらったら、イメージ通り柔らかい雰囲気で、でもお芝居の話になると熱くて。話しやすくて、人見知り王子の私も安心して話せる人だなってうれしく思いました」と明かすと、志尊も「仲良くしてください!」とお願いし、梶も「もちろんです!」と意気投合していた。
畠中は「コンタクトよく取れる王子」。「今日も移動しているときに右目のコンタクトが取れまして。付け直したんですけど、また取れそうです。緊張で(目が乾いて)コンタクトって取れそうになるんだなって気づきました(笑)。頑張って、右目だけ多めにまばたきしておきます」と話し、会場を和ませた。
千本木彩花は「妄想姫」。「自分の中の自分と喋ったり、独り言が多かったりします。1人で喋ってて、『あ、今すごく喋ってた』って気づくんです(笑)。仕事で忙しいときとか切羽詰まってるとき、自分に『頑張れ!』とか口に出して言っちゃいますね(笑)」と、自らのクセを明かした。
荒木監督は「作画大変王子」と発表し、「自分がやる作品って、あらかた作画が大変で…」と語ったところ、梶が「でも、それが荒木監督の作品の良さなんです」とフォロー。今回の「バブル」も、その映像の美しさから“作画大変王子”のこだわりが感じられる。
◆取材・文=田中隆信