■「あの大物と夢のマッチング!声優BIG対談」
特別番組「声優28時間テレビ」の「あの大物と夢のマッチング!声優BIG対談」では、浪川と那須川選手という、それぞれの業界のトップランナーふたりの対談が実現した。めずらしく緊張する浪川のもとへ那須川選手が登場すると、浪川は「会えた!本物ですよ」と大興奮で対談がスタートした。
漫画「刃牙」に登場する技のトリケラトプス拳をリング上でたびたび披露する那須川選手へ、浪川からの「アニメや漫画からヒントを得ることはある?」という質問に、那須川選手は「技もですけど、(キャラクターの)“心意義”とかを見ますね」「尊敬してる人とか、あこがれている人っていうのはあまりいないんですけど、漫画の主人公、特に『ジャンプ』系の主人公はめっちゃあこがれています」と回答し、さらに、戦ってみたいキャラクターを尋ねる浪川に、那須川選手は「刃牙とか、範馬勇次郎とも戦いたいですし、『NARUTO-ナルト-』だったら、ロック・リーとかガイ先生とか…体術で戦いたいなって思います」と、漫画、アニメトークで盛りあがる。
その後、浪川は、那須川選手のこれまでの格闘家人生を深堀りしていき、空手から小学6年生にしてキックボクシングへ転向した理由や、プロを目指したきっかけ、試合前の1日のスケジュールなどが語られていく。
また、デビューから無敗を守った那須川選手に、浪川が「負けちゃうかもって思ったりする?」と聞くと、「練習の時に思ったりしますね。当日は思わないですけど」と意外な回答の後、「練習で、その恐怖感を無くすっていうか、“ぜったい勝てる”っていうのはないので、何%でも勝つ確率を上げるためにトレーニングする。あとは、当日の俺にまかせる。それだけですね」と話す那須川選手に、浪川は「なるほど〜、めっちゃかっこいい」と感嘆の声をあげていた。
■「THE MATCH 2022」について
キックボクシングを始めたきっかけは、テレビでK-1を見て、そのきらびやかな舞台へのあこがれだったという那須川選手は、6月19日の「THE MATCH 2022」について、「歴史として残るような試合だったと思うので、いろんな人に知ってもらいたかった。僕はテレビのK-1を見てキックボクシングを始めたので、その恩返しをしたかった」と最後まで地上波にこだわった理由を告白し、また、減っていく格闘技のテレビ放送に触れ、「どうしようって思ったんですけど、変な自信みたいなのがずっとあって、(放送が)ないなら“俺がやればいいや”って思ったんです。“超主人公思想”というか。根拠はないんですけど…(笑)」と語り、「だから、いろんなテレビとか出さしてもらってますし、入り方はなんでもいいので、そこの(格闘技界の)“象徴”になれればいいなって、ずっと思ってます」と、那須川選手の業界を変えるための熱い思いに、浪川も大きく共感し、自身も声優という世界を知ってもらいたいという思いから、テレビ出演するようになったことを語った。
加えて、浪川のリクエストで那須川選手のキックを受けたり、弱点についての話題では、那須川選手のお化け、ビリビリ系が苦手というかわいらしい一面がかいま見えたりと、和気あいあいとトークが続く。
最後には、これからボクシングの世界へ場を変える那須川選手が、その思い、「まったく未知の世界ですけど、楽しみしかないですよね」「昔の経歴なんて、まったく気にしてないんで、何連勝したからっていうのはどうでもよくて。今を生きているんで、そこに引っ張られずに更新していくしかないなって思いますね」とこれからの期待を語っていた。