有村昆 「デート・ウィズ・ドリュー」一般人が接近するためにアノ手コノ手

【ニュースシネマパラダイス】 どうも! 有村昆です。人気ユーチューバーのHIKAKINさんがイベント出演中に不審者に接触されるというトラブルが起きました。傘を差した男がステージに乱入し、HIKAKINさんの首に腕を回し、マイクを奪って演説のようなことを行ったんですね。ネット配信されていたこともあり、多くの人が視聴、あまりにもショッキングな映像でした。傘が刃物だったらと思うとゾッとします。

 咄嗟(とっさ)のことだしHIKAKINさんも強く抵抗できず、ああいう対応になったんだと思います。男の目的は分かっていませんが、HIKAKINさんに近づきたいという思いがあったんだと思います。

 今回は、いつもと目線を変えて被害者側ではなく“潜入する側”の気持ちを描いた映画「デート・ウィズ・ドリュー」を紹介します。ドリューとはハリウッド女優のドリュー・バリモア。つまり「ドリューとデートしたい」ということなんですよ。

 仕事も恋人もいない、一般男性のブライアンはたまたまクイズ番組で賞金1100ドルを獲得。クイズの最後の答えが「ドリュー・バリモア」だったことで運命を感じて「ドリューと会いたい」と思うようになるんです。その過程をドキュメンタリー映画にしようと思いついて、カメラ1台を持ち撮影に挑むんですね。

 ハリウッドって映画の完成披露パーティーとかをよくやるんですが、ブライアンはそのパーティーになんと偽造パスで潜入するんです。さらにドリューに近づくためにフェイスブックを通じてジュリア・ロバーツのお兄さんの知り合いとかにもあの手この手でつながろうとするワケです。果たしてデートは無事できるのか。結末はぜひ、本編をご覧ください!

 HIKAKINさんに話を戻すと、タレントとファンの関係においてタレントというのは立場が弱いんです。ありがたい存在であるんですが、迷惑行為をするファンは一定数はいる。アイドルの握手会でもアイドル本人は「はい、ここまで」とは言えないじゃないですか。今回は警備の不備も指摘されていますが、そのリスクは想定しておかないといけないと思います。

「デート・ウィズ・ドリュー」は、かなりギリギリな線でOKだった奇跡的な映画です。というのもドリューの事務所が最終的にOKを出したんです。当然、偽造パスでの潜入はNG行為なのでみなさんは、マネはしないでくださいね!

 ☆ありむら・こん 1976年7月2日生まれ。マレーシア出身。玉川大学文学部芸術学科卒業。ローカル局のラジオDJからキャリアをスタートさせ、その後映画コメンテーターとしてテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。最新作からB級映画まで年間500本の作品を鑑賞。ユーチューブチャンネル「有村昆のシネマラボ」で紹介している。

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