金子恵美氏 岸田内閣支持率に私見、高水準キープの要因は「国民の感情を逆なでしない」

 元衆院議員の金子恵美氏(44)が5日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜後8・30)に出演し、内閣支持率について持論を述べた。

 昨日で発足から半年を迎えた岸田政権。番組は世論調査で「支持率5割維持」と紹介し、高水準を続けていると伝えた。意見を求められた金子氏は、「安全運転っていうところはキープしているのかな。安全運転ができているのは、岸田さんを囲っているブレーンというか、補佐官とかが世論の動きに対して感度が高い」と分析した。「マスコミでも『反対が多そうだ』ってなったら、すぐに軌道修正をするっていうところが安全運転というか。国民の感情を逆なでしないでやっているから、支持率が高いだろうな」と続けた。

 コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻問題も出てきたことに触れ、「それに対応せざるを得ない状況なので。何も今、政権に対して厳しい目で見るよりは、見守っているっていうのが国民の皆様にあるのかな」とした。

 岸田文雄首相がこれまで記者団のぶら下がり取材に応じたのは100回超、菅政権時代の倍近いペースで「好印象」との声もある。「これも一時期、何も言わないっていうか発信力がないって(岸田首相が)言われたので軌道修正して、いろいろと出すようになりましたよね」と金子氏。「これは菅さんの時よりもプレゼンテーションが上手いというか、逆に言うと菅さんはやったことは今、評価されているけども、プレゼンテーションは下手だったなということだと思いますね」と私見を述べた。

 一方で政権発足から「1年」が正念場とも。「1年経ってものらりくらり、何も変わらないとなると、さすがに『結局何やったの?』って、国民の中で思いも出てくるでしょう」と推測し、「特にこれから経済ですね。経済が、生活の中で皆さんの不満が高まってくると経済対策をしっかりやらないと、支持率が今まで通りにならないと思う」と話していた。

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