映画「TANG タング」の初日舞台あいさつに出席した前列左から奈緒、市川実日子、二宮和也、満島ひかり、小手伸也、後列左から武田鉄矢、景井ひな、山内健司、濱家隆一、三木孝浩監督=東京・有楽町(撮影・加藤圭祐)
(サンケイスポーツ)
嵐の二宮和也(39)が11日、東京都内で行われた主演映画「TANG タング」(三木孝浩監督)の初日舞台あいさつに出席した。
グループ活動中に受けた出演オファーを一度断っていたが、「(2020年末に)活動休止してからで構わないと待っていただき、ありがたかった」としみじみ。映画のキャッチコピー「キミとなら、きっと大丈夫。」と思える存在については「一緒に仕事をしてくれる人」を挙げ、「若い頃に(ザ・ドリフターズの)いかりや長介さんから『一緒に死んでくれる人を探しなさい』と教わった。製作陣(との出会い)の運は誇れるものがある」と感謝した。
そんな座長の演技を称賛する声も続々と上がった。原作者の英作家、デボラ・インストール氏から「二宮さんの演技はパーフェクト。マスクを交換するほど号泣してしまった」とコメントが届くと、「(今夜は)いい酒が飲めそう」とドヤ顔。
〝金八先生〟として知られる共演俳優、武田鉄矢(73)からは「さすが(06年の出演映画『硫黄島からの手紙』で)クリント・イーストウッド監督からOKをもらった俳優。才能がある」とベタぼめされると、照れ隠しで「起立、気をつけ、礼」とおどけながら深々と頭を下げて恐縮していた。
映画は二宮演じる無職のダメ男が女優、満島ひかり(36)扮する弁護士の妻に家を追い出され、記憶をなくした迷子のロボット・タングと人生の宝物を探す物語。イベントには満島、市川実日子(44)、小手伸也(48)、奈緒(27)、お笑いコンビ、かまいたち、景井ひな(23)も登壇した。