往年の世界的ポップシンガー、オリビア・ニュートン・ジョンさんの死去を受け、歌手の杏里がインスタグラムへの投稿で故人を悼んだ。
杏里は1978年のデビュー曲「オリビアを聴きながら」のジャケット写真を投稿。「オリビア・ニュートン・ジョンさんの訃報に接し、私にとっての大切な宝物、光を失ってしまいました」と書きだした文章を添え、こう続けた。
「あなたがいたから、この作品『オリビアを聴きながら』が生まれ、今の私があります。数年前に直接お会いすることができて、その時のあなたの笑顔や言葉が今も心に残っています。天国でも愛らしい笑顔、素晴らしい声で永遠に歌い続けていくことでしょう。ご冥福をお祈りしております」
シンガー・ソングライター尾崎亜美が作詞・作曲した同曲では、「Making gооd things better」というフレーズが繰り返される。これはオリビアさんが77年にリリースしたアルバム「Making A Gооd Thing Better」とシングルカットされた同名曲(いずれも邦題・きらめく光のように)にちなんだものとして話題になった。
「そよ風の誘惑」「ザナドゥ」「マジック」「フィジカル」など1970―80年代を中心に数々のヒット曲を送りだしたオリビアさん。この30年間は乳がんと闘い、米カリフォルニア州の牧場で8日、家族に見守られながら旅立った。73歳だった。